組んだもの
シュバルゼッテをやりましょう
2023年7月、水星の魔女からガンダムシュバルゼッテが発売しました。
発表されたのは2022年12月のホビーネクストフェイズでしたが、本編で動くところが見られたのは実に半年後の2023年6月末だったので、予約開始から半年以上ギミックからパイロットから全部謎のプラモであり続けた経歴を持つ謎プラモの星です。
やっていきましょう。
ランナーを見ていこう
前回組んだガンヴォルヴァと同様、ランナーは全部専用品。
ルブリスで「TWFMフレーム」というランナーを見た時は「オルフェンズのガンダムフレームみたいにこのフレームをたくさん使い回すのね〜」って思っていたんですが、蓋を開けてみれば水星の魔女はほとんど使い回さないシリーズとなりました。
人型のプラモしかなかったので極端に組み心地が違う製品はなかったにせよ「このパーツこないだも見たな…」という既視感は限りなく少ないシリーズだったと思います。
シール
シールは分厚めのプラスチックシールといつものシールの両方がついています。
一見多いようですが、全てのシールがシェルユニット発光/非発光の選択制なので貼るのは半分です。
プラスチックシールはカスタマイズマテリアルで使われているような素材ですね。
余白はしっかりした素材の鏡面シールになっていますので、捨てずにとっておきましょう。
ワンポイントシルバー入れたい時なんかに便利ですね。
マニュアル
「ガーディアンはエアリアルのエスカッシャンを参考に作られた」とかサラッと書いてあります。
凍結されていたプロジェクトなのに、この短い開発期間(少なくとも1年は経ってない)で要件の変更含めて完成させられるあたり、ジェダーク社の開発能力の高さが伺えますね。
ガーディアン
さて、これがそのエスカッシャンを参考にして作られた武器です。
デザイン上裏表両方重要ということもあり、裏打ちがしっかりしている2パーツ構成になっています。
プラスチックシールの光沢感で安っぽさはありませんね。
プラスチックシールはかなりぴっちりサイズに作ってあるので、端を貼り始める時にしっかりエッジに当てないと反対側が余ります。
各ビットステイヴの接続はこちらの3mm軸を多用するのですが、ほどよいキツさに作られており保持力は十分。
とはいえ抜き差しでヘタってくると角度が保持できない恐れはありそうなので、パーマネントマットバーニッシュを備えておきましょう。
ガーディアンはどんなギミックがあるのか分からず半年詳細をおあずけされていたわけですが、御徒町は真ん中がぱかっと割れて斬艦刀みたいになるんじゃないかなって思っていました。
スラスターとファンネル兼ねる発想はなかった。プロはすごい。
色分けは足りない箇所があるので各自頑張りましょう。
頭
ガンプラはたいていツインアイ部分がシールですが、シュバルゼッテはパーツ分けのみで再現されています。
スミ入れはしんどいので流し込みタイプを使いましょう。
ついでにワンポイントをメッキシルバーで塗ってみました。
胴体
胴体は水星の魔女シリーズお馴染みの胸板にパーツを差し込んでいく構造です。
シェルユニットは他のシェルユニット持ちと同様シール+クリアパーツ再現。
エアリアル以外もエアリアルみたいにインモールドパーツ付いてたら良かったんですけど、きっと主役どころにしか使えないぐらい高コストなのでしょう。
胸の3つポチマーク塗るためにグレーのスミ入れ塗料があるといいですね。
手足
手足はシリーズ定番の構造です。
シリーズ内での差し替えが容易なので、オリジナルのジェタークモビルスーツをビルドするのも良いですね。
完成
完成。
重量バランスが均等でないので、アクションベースが必須かなと思います。※別売り
重たい剣を汎用的な手首が支えているのでヘタりが心配ですが、今のところ保持できています。
ガーディアン展開
ガーディアンはピンの差し替えで別形態にできます。
ピンは3種類あり、種類と場所が合っていないと設定通りになりませんし、固定されない場合もあります。
片翼
シュバルゼッテの戦闘シーンはそんなに長くないのですが、全国の中2たちの心を鷲掴みにした片翼形態。
Xウイング
ピンの差し替えで別形態へ。覚えられません…。
肩にサテライトキャノン付けてガンダムXだ〜!っていうのは100万回やられてると思いますので割愛します。
残りの2形態
スラスター的に配置するパターンも2つあります。
このちょっとめんどくさい感じ、MGνガンダムの順番間違えるとちゃんと固定されないフィンファンネルを思い出しました。
組もうね
シュバルゼッテでした。
水星の魔女シリーズはどれも出来が大変良いのですが、とりわけシュバルゼッテは
・ギミックの多さ
・合わせ目と太いゲートの少なさ
・精密感
いずれもハイレベルで、水星の魔女シリーズをどれか一つ買うならエアリアルかシュバルゼッテを買うのがいいんじゃないかなと思いました。
将来的にピンと手首のヘタりは心配なので、飾る時は負担のかからなそうなポーズで行うことをおすすめします。
サヨナラ