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【レビュー】ガンダムベース限定 RG νガンダム チタニウムフィニッシュバージョンの制作過程を細かく見て出来の良さを体感してください 完成編

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伊達じゃない

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組んだもの

…の、チタニウムフィニッシュ版です

 

前回

okachimachi-junktion.hateblo.jp

 

νガンダムの続きやっていきます

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前回ランナーチラ見しただけで終わったνガンダムを組んでいきます。

RGは

・ストライクフリーダム

・シナンジュ

・クロスボーンX1

・ユニコーン

・エヴァ初号機

に続いて6体目です。

 

アドバンスドMSジョイント

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νガンダムの場合フィンファンネルの中心だけに使われています。

かつては全身こればっかりだったんですが、最近はすっかり手脚関節には使わなくなり、ピンポイントで精密な場所に使われるようになりました。

 

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脚をやっていきます。

モールドは細かいし、合わせ目は逐一段落ちされているので合わせ目消しがまるで不要です。

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MGにもあったシリンダー可動は健在。

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外装を着けたところ。

曲げに連動してガワが細かく動くようになっています。
精密すぎて頭がバグってくる出来栄え。

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外装を着けると内部の細かいモールドは隠れてしまうので、クリア版もおすすめですよ。

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脚を組んだところでひとつのランナーをほぼ使い切りました。

30MMやPG unleashedなどに見られる特徴でもありますが、近年のプラモは部位ごとにランナーをある程度まとめることを意識した構成になっているので、大変組みやすくなっています。

 

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腰は基部が可動し、脚の可動範囲が増すつくりです。

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腰まで。

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ちなみにかつてのガンプラは頭から作って胴体→手脚、最後に全合体という手順だったかと思うんですが、νガンダムは足先から上に"建造"していくような手順になっています。

なんの心境の変化でしょうね。

 

胴体

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ファンネル背負ったらここまで曲げることはないと思うんですが、引き出し式の腰関節によってとんでもなく広い前後可動範囲が確保されています。

グラつきもなし。
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腕も引き出し関節になっているので、腕を胸の前に大きく出すことができます。

 

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文句なしの強度です。

前腕に大きめのゲート跡が出ます。

というか、ここぐらいしか気になるゲート跡がないってくらいゲート位置が考えられたプラモです。
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肩アーマーは前後が開き、可動を妨げない作りになっています。

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ビームサーベルはパーツをズラすと自動でせり出す機構が内蔵されています。

そこまでやるか…。

 

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チタニウムフィニッシュでモールドがはっきりしているのでここまでノースミ入れで来ましたが、顔のダクト部分だけは塗ったほうが良さそうなのでスミ入れました。

注意点ですが、チタニウムフィニッシュは成形色と違ってはみ出したスミの拭き取りが困難です。

なぜかと言うと、スミががっちり食いついてしまうから。

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かと言って、ガンダムマーカー消しペンを使うと白の表面塗装が剥がれて、下地のメッキが露出してしまう事態になります。

 

ちなみにこの塗装剥がれたランナーにマークセッターとマークソフターを塗って様子を見てみましたが、こちらは特に剥がれたり溶けたりはしませんでした。参考までに。

Mr.マークセッター MS232

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というわけで顔ができました。

塗るのちょっと失敗した割には修正できて良かった。

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首も引き出し式なので、かなり上を向けます。

しゅごい。

 

武装

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続いて武装です。

やはり細かく合わせ目が出ないように作られておりまして、特筆すべきは「バズーカの筒が一体成形」だってところですね。

棒状の金型が別途刺さってるってことですよね。これ。

現在の文明が滅んだ後に遺跡から出土したら間違いなくオーパーツになると思います。

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バズーカ持ち手とライフル持ち手は完備されているので見栄えも安心です。

 

フィンファンネルのすごいところ

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今回のフィンファンネルは6本全部同じものです。

フィンファンネルって単純に

・左端で背中にマウントされるもの

・隣のファンネルに対して段を作るもの

・隣のファンネルに対して段を作らないもの

・右端で片側にジョイントが出ないもの

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この4種類があるのですが、これらの役割を一種類のファンネルが全部兼ねられるように出来ているんですね。

これは全部のファンネルに受けるジョイントが2箇所できる構造になっているためです。

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旧マスターグレードではどうだったかって言うとジョイントが一種類一箇所しかないので、

・ファンネル(A)

・ファンネル(B)

・ファンネル(C)

って言うふうに分かれていました。

・Bの隣にCを付けると段ができる

・Aの隣にBを付けると段ができない

という具合に、順番を間違えると正しい形にならない代物だったのです。

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というわけで、実はすごいRGフィンファンネルでした。

 

完成

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できたパーツを全部組んで完成です。

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チタニウムフィニッシュのおかげで、組み立てるだけでこの出来栄え。

モールドは下地のシルバーが浮くのでスミ入れほぼ不要。

我々にできるのはゲートを丁寧に切ることだけです。

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ファンネル基部が2個ついているのでなんちゃってダブルフィンファンネルも可能。

 

組もうね

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以上、チタニウムフィニッシュ版RGνガンダムでした。

9,000円強(通常RGの倍額)と安くはないプラモですが、組むだけで高い完成度のガンプラが家に顕現するので、塗装環境が強くない初心者にこそおすすめのプラモかと思います。

元キットの出来がそもそもRG史上最高レベルに良いので、何かチタニウムフィニッシュ欲しい、と思ったらこれを選んでおけば間違いないんではないでしょうか。

 

 

サヨナラ