組んだもの
ガンダムエアリアル発売しました
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』放映の前日となる2022年10月1日、主人公機のガンダムエアリアルが発売しました。
ルブリスとなんらかの関係があると思われる本機、ルブリスと比べつつ見ていきましょう。
↓ルブリスレビューはこちら
okachimachi-junktion.hateblo.jp
ランナーを見ていこう
Aランナー。
クリアパーツを含む4色構成となっています。
B1、B2ランナー。
ルブリス同様、同じ部品が徹底的に隣り合っており、組みやすいことこの上なしです。
B1ランナーの美しさときたらどうでしょう。
普通ここまで左右対称のパーツが同数並ぶなら、同じ内容のランナー2枚に別れてしまうのですが、組みやすさを優先してくれたのでしょうか。
このB1ランナーだけで飾りたいですね。
顔パーツが1個で抜かれているのが現代っ子ですね。
Cランナー
B同様、似た部品が隣り合っていますね
また、フレームはルブリスからの流用(TWFMフレーム)なんでしょ?と思ってたんですがビームサーベルビーム部も含めて全パーツ固有ランナーです。
コストカットする気ある?
ビーム
ルブリスが汎用ビームサーベルとAランナーにクリアパーツで済ませているのに対して、エアリアルは専用ビームランナー金型を起こしています。
コストカットする気ある!???
Dランナーは顔の内側1個。
わかります?これシールなしで目玉と後頭部の発光部を緑に色分けするためだけに付いているんです。
そんなんAランナーに黒いパーツ1個用意してシール貼らせればいいじゃないですか。
コストカットする気ある!!!???????
シールおよびインモールド成形パーツ。
シールのいくつかは貼り付け面にも印刷のあるダブルサイドシールになっています。
シールの貼りわけでシェルユニット(赤く発光する部分)がパーメットスコアってる時とそうでない非発光状態を再現可能。
ルブリスではシェルユニットが胸の1個しかないので、ダブルサイドシールを非発光で貼ることで発光/非発光のパーツ両方が手に入って差し替えも容易でした。
エアリアルのシェルユニットは両胸、両肩、両腿、背中、額にあり発光/非発光どちらかのシールを選んで再現することになります。
両胸だけはパーツが2種類ついているので組み替えができますが、他のパーツは1個しかついてない上に内側に組み込む部分が多いので、組んだ後に発光/非発光を切り替えることが難しい(というか無理)な作りになっています。
両方組み換えて飾りたければ2個買いが必要です。
顔からやっていこう



目の部分はシールを貼らなくても緑ですが、シールを貼ることもできます。
まだ映像などには出てきていない赤目状態のシールも付属しているので、いずれ目が赤く光る展開があるのでしょう。嫌な予感がしますね。
ここはガンダムマーカールミナスメタグリーンで塗装しました。
前後の合わせ目になる箇所は段落ちデザインになっています。
頭完成。
シェルユニット部はメタル感のあるシールの上からクリアパーツを重ねるのでとても綺麗ですね。
こめかみのダクトっぽいところはせっかくパーツが分かれているのでメッキシルバーで塗装しました。
ルブリスとの比較。結構違う顔ですね。
ちなみにルブリス=エアリアルとは明確には言ってないのでミスリードの可能性がなきにしもあらずです。
スレッタ=エリクトも完全に確定ではないですし…。
首の接続部はPC-002の首パーツと同じサイズですので、30MS少女を作ることもできます。
その魔女は…ガンダムを駆る。
胴体
胴体はルブリス同様ジョイント満載の板に関節を差し込んでいくスタイル。
インモールド成形のシェルユニットは切るところがすごくわかりづらいので切りすぎないように気をつけましょう。
こっちのノーマル部品は余ります。
ルブリスと同じで、将来的な(TV放映後など)の再販ではインモールド成形パーツをなくしてコストカットするのかもしれないですね。
胸のクリアパーツを乗せる部分は下地をメッキにしてみました。
奥まっててよくわからないから大差なかったかな…。
腰
腰は赤パーツ部分を筒に重ねるような構造。
脚の動きに連動してパーツが外れやすくなりがちな箇所ですが、この構造だと胴体側の軸で固定されるので外れにくいですね。
胴体接続はルブリス同様極太軸。
ガンダムフレームやビルドプラモに見られるポリキャップ1個接続と比べて安定感があります。
その分、前後には可動しませんので、前後動はお腹側に任されています。
腕
肩。
同じパーツの組み合わせが隣り合ってるので選びやすくストレスのない組み立てができます。
ここにはザ・合わせ目って感じの合わせ目が出ますので、消すのも一興でしょう。
シールは選択式です。
1枚のシールを折って貼るのではなく面ごとに分割されているので、劣化して剥がれてくることを防げそうです。
古いビーダマンでよく見る折って貼るシール、劣化して現代でバンバン剥がれてますからね。
腕はオーソドックスな作りですが、二の腕に挿さる軸が長くて安定しているのが特徴的です。
手パーツは握り手のみという豪傑です。
ビット操るわけなので、平手は欲しかったな。
脚
脚も腕と同じく軸が長めで抜けにくく安定しています。
ダブルサイドシール。
説明書にどっちがどっちか書いてないので剥がすまでどっちの柄か分からないんですが、「説明書で先に書いてある方が発光状態」という規則性があるみたいです。
パネルラインが多いので、タミヤスミ入れ塗料で流し込んでいきます。
力のかかるところには使えませんが、外装なら大丈夫でしょう。
膝はみんな大好きFINE BUILD。
リーオーや30MM、ルブリスでも使われているあの関節です。
裏側や膝の奥まったところにはがっつりと合わせ目が出ます。
最近のプラモはここを段落ちにしがちなので、ちょっと珍しいかな。
膝の合わせ目は遊んでいるうちに開いてきてしまうので、そういった意味でも止めてしまった方がいいかもしれないですね。
靴はガンダム的な意匠がありつつ、細身でスタイリッシュなデザインです。
人間では動かないところが動き、接地性に貢献しています。
本体の完成
本体完成
股関節が硬めにできているので、立ちポーズの安定感が凄まじいことになっています。
シェンロンのような従来のHGは置いた時に脚がふにゃっとする感覚があるのですが、エアリアルはそういう感覚が一切なく置くことが出来ます。
※シェンロンはシリーズ内で構造を揃えているので、新しめのプラモの割には構造が古いのです。
バックパックはいつもの共通2軸なので、色々付けられます。
武器
ライフルはモナカなので一部に合わせ目が出ます。
背中にマウント可能。
マウントする際は別パーツを間に挟みます。
噂のやばい武器。名前はエスカッシャンと言うそうです。
腕自体に3mm穴が開いていますので、固定は極めて良好。
ビットステイヴに分離。
主人公機が最初からオールレンジ攻撃できる状態なので、武器がどれほどインフレするか楽しみですね。
ルブリスと違って台座部分が余ります。
ちなみに、アニメだとビットステイヴ分離後は何も残らない(台座がない)のでプラモオリジナルパーツです。
ビットステイヴはビットとしての運用のほか、各所に取り付けることでビットオンフォームに変化します。
肩以外のハードポイントは3mm穴なので、今後様々な拡張パーツが発売しそうですね。
ビットとして飾るのは別売りの専用スタンドが出るそうなので、発売を待ちましょう。
完成
全体的に関節がしっかりしていて遊びやすく、良好な遊び心地のプラモです。
これでプラモデビューする世代が羨ましいですね。
ルブリスと並べると、マゼンタとシアンの色合いが綺麗ですね。
組もうね
水星の魔女HGガンプラはこれまでと一線を画すレベルで出来がいいので、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
先に沼で待ってます。
サヨナラ