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【レビュー】フィギュアライズスタンダード トウカイテイオーはそこらじゅう30MSと互換性があってパーツ使い回せるのでとても助かる【ウマ娘 プリティーダービー】

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組んだもの

 

トウカイテイオープラモが出ました

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2022年9月23日、ゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」からトウカイテイオーがフィギュアライズしました。

ウマ娘として「走るポーズ」「ダンス」などができる可動域を求められていたであろう本作、細かくチェックしていきましょう。

 

ランナーを見ていこう

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まずトウカイテイオー固有ランナーであるAランナーとシール。

腕に自身のある方は、一部シールを使わず水転写デカールを使用することもできるようになっています。

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髪の毛は先端部の造形が極まっており、シャープすぎる作りです。

力を加えると白化してしまう箇所もありますので、ランナー自体を慎重に取り扱いましょう。
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続いてBとC。

これらもトウカイテイオー固有ランナーです。

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続くD1、D2もトウカイテイオー固有。

髪の毛の白いところを再現するための1パーツだけのために組まれたD2ランナーから狂気を感じます。
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続くE、Fランナーは「Figure-rise JOINT」の2と3になっています。

ウマ娘シリーズなど、今後のFigure-riseシリーズに転用されていくのでしょう。

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太ももパーツが筒状に抜かれているので、30MSの基本ボディと異なり合わせ目が出ないのがポイントです。

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タンポ印刷済みフェイスのGパーツ。

口の開口部にピンク色の口内パーツを裏打ちする構造になっています。

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Gパーツだけは30MS同様にメイドインチャイナです。

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製造国が違う関係で、ルルチェと同様顔と身体の肌色が絶妙に違う色です。

肉眼ではさほど気になりません。
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最後にスタンド。

発売前のアクションベース6が1ヶ月以上早く先行収録されています。

これだけで330円相当ですね。

 

30MSとの顔の互換性について

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今回のフェイスパーツ、30MSとジョイントと外形が共通になっています。
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そのため、テイオーの顔を30MSに付けたり
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30MSの顔をテイオー側に付けることが可能です。

後述しますが、髪の毛も干渉せず取り付け可能。

一ミリも同じ構造じゃなかった前作紫々部シオンと比べると大きなアドバンテージです。単純にオプションフェイス全種類使えるってことですからね。

 

頭をやっていきます

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首が入る部分は奥に穴が開いているので、圧力が逃げてくれます。

初期の30MSにあったような首折れは予防できそうです。
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髪飾りの黄色部分だけシール再現になっていますが、そのほかは色が異なる髪の毛も含めてパーツ分割で再現されています。
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さっき言いましたけど、30MSの顔がちゃんと取り付けられます。

 

胴体

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胴体は色分けのために複雑に組み合わさっています。

黄色いラインがシール再現じゃないのが特に驚異的なので、ぜひ手に取って組んでもらいたいですね。

 

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首は「外装を残したまま軸だけが上に可動する」という今までにないタイプ。

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これにより、見た目が破綻しないまま大きく上を向くことが可能です。

 

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腰は「パンツ状の腰パーツに、上から太ももを差す」という構造。

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パーツ数が少ないので破損しづらく、抜けない構造になっていますね。

その代わり、可動が太もも頼りなのでこの部分だけだとそこまで動きません。

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前作紫々部シオンは超絶可動と尻の見た目が破綻しない代償に一回どこかが抜けると分解しないと直せないという欠点を抱えていたので、シンプルで壊れにくいトウカイテイオーとは対極でしたね。

 

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肩関節はレディコマンダーみたいにリングが閉じていない構造だとそこから折れるので、こういうふうにOリング状になっているのはグッド。

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肘はボールジョイントでありながら外れにくい構造になってるんですが、大きく動かすと外れてしまうことがあるので、レディコマンダーの弱点をそのまま継承してしまっている感じです。

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肘を曲げたときに折れ目の処理があんまり上手くないのが玉に瑕といったところ。

 

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脚をやっていきます。
太ももと脛が1パーツ筒状成形なので、合わせ目が出ません。
通常素体の30MSは太ももには合わせ目が出ますので、すごく進化しているポイントです。

前作紫々部シオンも前後に合わせ目がありましたね。

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展示の段階から「なんかすごい見た目してないか…?」と話題になっていた腿関節。
「尻」としての見栄えははっきり言って犠牲になっています。

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ただし、この関節構造のおかげで脚の角度を直角に近づけることが実現できているのがお分かりいただけるでしょうか。

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この構造があるからこそ、極端に前傾した「走りポーズ」がばっちり決まります。
このポーズが取れるという価値と尻をトレードオフしたプラモというわけですね。

 

完成

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完成立ちポーズ。

器用にバランスが取れるので、尻尾という後ろ寄りの荷重があっても自立することができます。

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手首は各種付属。
1、2、3のサインが入っているのがウマ娘らしいところ。
足りなければ30MSオプションハンドを買い足しましょう。

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上手くバランスを取れば、うまぴょいで自立できます。

関節が適度に固くできているからこそですね。

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なお、付属のアクションベース6は保持力、サイズ感、関節の固さ、ビス留めじゃないのに抜けないロック構造と凄まじい完成度でした。

一個330円なので20個ぐらい欲しいですね。

 

顔以外の30MSとの互換性について

先ほどお伝えした顔以外の各部位について、30MSとの互換性を見ていきましょう。

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手首は30MSと互換性あり。
なんなら手首のジョイント同じ部品ですね。

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首の軸は同じサイズ。

30MSには前後可動タイプの首と、左右可動タイプの首が存在していますが、このうち上記の前後可動タイプの首にはテイオーヘッドを干渉せずつけることができます。

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左右可動首は襟足が干渉しますので無加工では付きません。

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逆に、30MSヘッドをテイオーボディにつけるのは特に干渉しません。ヘアスタイルによっては干渉するかもしれませんが、とりあえずロングヘアまでは大丈夫。

任意のシスターをウマ娘にすることが可能です。

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肩関節の径も同じなので腕も付け替えできます。

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足首も同じ径のジョイントですので、靴部分も差し替えできます。

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なお30MSと互換性のある手首、肩関節を含むFランナーはトウカイテイオー固有ランナーではなく「Figure-rise JOINT3」表記。

つまり、今後のフィギュアライズは30MSの肩から先が使える可能性が高いって事ですね。

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顔を含むEランナーもトウカイテイオー表記でなく「Figure-rise JOINT2」。

つまり、顔の使い回しもできる30MS互換のプラモがたくさん出るのではないかと期待が高まります。

 

組もうね

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以上、フィギュアライズスタンダード トウカイテイオーを組んでいきました。

30MSとの高い互換性を持ったジョイントの採用で、フィギュアライズシリーズの今後に期待が持てる素晴らしいプラモでした。

ウマ娘シリーズが続くなら、たづなさんと理事長が欲しいです。よろしくお願いします。

 

サヨナラ