- シタデルカラーに手を出しました
- これだけ買ってもあんまり良くないらしい
- そもそもどれ買ったらいいのか
- 見てください セットです
- 説明っ!
- ミニチュアのランナーを見ていこう
- 組もう
- 金を塗るぜ
- 青を塗る
- 銀も塗りましょう
- 白と青と金を塗り分ける
- 赤も欲しいよね
- SHADEを塗ろう
- 泥を塗る
- 完成(バトルレディ)
- 更なる完成度(パレードレディ)に向けて
- 組もうね
- 追伸
- 追伸の追伸
シタデルカラーに手を出しました
みなさんはシタデルカラーを使っていますか?
シタデルカラーは隠蔽力がえげつなくて発色がよいのにほぼ臭くないという素晴らしき塗料です
御徒町ジャンクションは水性ホビーカラー沼にどっぷりなので、シタデルカラーは使っていませんでした
しかし、店頭で見た見本があまりにも綺麗な発色だったので一つ買ってみるか…と思って調べ始めた御徒町
そこには深くて温かい沼が広がっていたのです…
これだけ買ってもあんまり良くないらしい
まずは店頭で見た見本に使われていると思われる「BRASS SCORPION」を一つ買ってきました
しかし、どうやらこれを塗る前に「BASE」って奴を塗るのが基本みたいです
いきなり道を踏み外してしまったので、ちゃんと調べてみることにしました
みなさんはこの文章を最後まで読んだら大丈夫です
そもそもどれ買ったらいいのか
シタデルカラー棚はとにかく種類があり、どれを買っていいか良くわからないと思います
しかし、よく見ると種類が分かれています
「BASE」と書かれた赤マークのものは基本的な色
とにかく下地を隠しながらよく発色するすごい塗料です
「SHADE」とある緑マークのものは、うっすら色がついたビシャビシャの液体
溝に流れ込み影がつく効果があり、表面に塗れば暗くするなど風合いを変える効果があります
スミ入れ+αの効果を持つ優れ物です
「TECHNICAL」とある白いマークのものは、泥や雪、血など特殊効果をつけるものです
ウェザリングスティックみたいなものですね
というわけで「BASE」で色をつけて「SHADE」でスミ入れをし「TECHNICAL」で盛る…
これができれば、ひとまずシタデルカラー塗装が形になることがわかりました
※他にも塗り方があり、別の種類の塗料があります
CONTRASTやDRYやAIR、スプレーやメディウムなど…
長くなるので今回は置いときます
見てください セットです
それらが一通り入っているセットが売ってました
最初に気づけばよかったですね
こちらには
- ミニチュア2体
- スターターブラシ(筆)
- シタデルカラー6本
がセットになっているので、すぐに塗装を始められるというわけ
シタデルカラーは以下の6色がセット
どれも使い勝手がよく、魅力的なカラーです
【BASE】
- 真っ白「CORAX WHITE」
- 重厚感のある金「RETRIBUTOR ARMOUR」
- 気品のある青「KANTOR BLUE」
- 使い込まれた武具のような銀「LEADBELCHER」
【SHADE】
- 影を作って重厚感を加えるSHADE「AGRAX EARTHSHADE」
【TECHNICAL】
- 泥を作る「STIRLAND MUD」
さっそく塗っていきましょう
説明っ!
4つのBASEカラーを塗りわけ、台座にはTECHNICALで泥を塗り、SHADEで影を付けなさいと書いてあります
簡単ですね
ミニチュアのランナーを見ていこう
ランナーには2人の戦士がまとめられています
細部まで精密に作られており「ここは深い沼だぞ 引き返せ」と言っているようです
もう遅い
なお、なぜミニチュアを塗るのかというとゲームのコマとして使うためらしいです
塗装沼の先にゲーム沼まである危険なコンテンツみたいなので、そこはちょっと距離を取りつつ少しずつ知っていこうと思います コワイ!
組もう
プラは結構柔らかめなのでサクサクと工作できます
パーティングライン(プラ成形のときにできる境目の線)やゲート跡(パーツの切り取り跡)がそこかしこに出るので、塗装前に綺麗にしておきましょう
組み上がると「本当にこれ塗れるの?こんなちっちゃいのを?人類に?」という気持ちが湧いてきますが、どうやら塗れるみたいです
信じろ
なお、なんの前触れもなく台座の下におしゃれ持ち手が付いておりますが、こちらは別売りです
金を塗るぜ
面積が多い金から塗っていく事にしました
使うのは「RETRIBUTOR ARMOUR」です
下地が多少暗くても真っ金金に発色するスーパーメタリック塗料ですね
単品で買うと定価780円のちょっとリッチな塗料です
水で濃度を調整しながらペタペタ塗っていきます
ご覧ください、この発色
「今後、金は全部これで塗ろうかな」と思ってしまうぐらい素敵な金色ですね
青を塗る
青い箇所は「KANTOR BLUE」を塗っていきます
金色の部分にはみ出しても、もう一度「RETRIBUTOR ARMOUR」を塗ればカバーできますし、逆も然りです
お互いを全力で隠して上塗りできる隠蔽性能のおかげで、ある程度雑に塗ってもやり直せるのが良いところですね
銀も塗りましょう
銀色の箇所は「LEADBELCHER」で塗っていきます
一度金色に塗ってしまった部分も上から銀色にしていますが、ちゃんと銀色に変わってくれていますね
ちなみに読み方は「レッドベルチャー」です
リードだと思ってました
白と青と金を塗り分ける
盾は3色が複合しており精密な塗り分けが要求されますが、はみ出してははみ出された側を修正するのを繰り返していくといずれいい感じになるでしょう
白はセット品の「CORAX WHITE」が指定色ですが、この時点で色買うのが楽しくなってきてしまいセット外の「WRAITHBONE」という色を使っています
最初に買う初心者向けアイテムみたいな顔したセットでミクロ単位の塗装をさせる容赦のなさが、ここが深い沼であることを感じさせますね
多分いいと思います
仮組みして全体を確認
4色の塗り分けだけでここまでの光沢と重厚感が出せます
赤も欲しいよね
槍の柄が赤い方がカッコいい気がする!!!
ということでウォーハンマーストアで「鮮やかな赤ください」って言ったらおすすめいただいた「MEPHISTON RED」を塗っていきます
濃くていい赤ですね…
剣の柄も赤くしましょう
たのしい…
SHADEを塗ろう
BASEが塗り終わりましたのでSHADEの出番です
セットには「AGRAX EARTHSHADE」が付いてますが…これもセット外の「NULN OIL」を使いました
「AGRAX EARTHSHADE」が醸す土感より、新品よりの重厚感が欲しかったからですね
どうやら良さそう
泥を塗る
セットに入っている「STIRLAND MUD」で地形効果を沼にし「AGRAX EARTHSHADE」で陰影を加えます
足にもいい感じに跳ねさせましょう
筆で塗ってしまうと傷みそうですし、上手く塗れなそうなので、パテを盛るのに使っているMr.グルー・アプリケーターで薄く伸ばしていきました
どんどんセット外のものが投入されていきますね
完成(バトルレディ)
「BASE」で色をつけて「SHADE」でスミ入れをし「TECHNICAL」で盛るという基本の塗装が完了しました
ここまでの塗装を、ウォーハンマーでは「バトルレディ」と呼ぶそうです
指定通り(一部無視して)塗っただけでここまでカッコよくなるんですね
シタデルカラーが持つ発色性能のおかげで、ミスを気にせずガンガン塗る事ができました
匂いもほぼ無いので、換気も必要なく寒いシーズンには助かります
更なる完成度(パレードレディ)に向けて
冒頭に買ってしまったと書いた「BRASS SCORPION」のようなLAYERカラーは、バトルレディになったミニチュアに濃淡を追加し、さらに良くするために使われるもの※でした
さらに良くした状態を「パレードレディ」と呼びます
※基本的には、なので応用はこの限りではありません
というわけで、LAYERカラー「SKULLCRUSHER BRASS」で重厚感を追加したのでした
これに明るい銀色も足したらもっと良くなりそうなので「STORMHOST SILVER」が欲しいなぁ…今回は下地に直接塗ったけど、サフの「CHAOS BLACK」を先に塗った方がもっと良くなるかな?
刃先に「BLOOD FOR THE BLOOD GOD」で血を付けるのも良さそうだぞ…
もう一個のミニチュアはどうやって塗ろうかな?
ああ…沼だ
ここは温かい沼…
組もうね
というわけでシタデルカラーを試してみたら沼に引き摺り込まれた回でした
今後も色々な塗装に活用していきたいと思います!!
結局使われなかったBRASS SCORPION
追伸
最初の1体は3日ぐらいかかってちょっとずつ塗ったんですが、セットのもう1体は数時間で塗り切ってしまいました
1体目で慣れたことによって、どこから塗るのがいいのかが最適化されたみたいですね
一回膝を付いたみたいに泥ウェザリングしてみたり、血を塗ってみたりやりたい放題しました
え?血の「BLOOD FOR THE BLOOD GOD」はどこから出てきたって?そりゃあ…ねぇ…
追伸の追伸
手遅れです
サヨナラ