ガンダムマーカーエアブラシ+エア缶は結構ストレスたまるアイテム
みんな大好き、ガンダムマーカーエアブラシ。
ラッカー塗料と違って臭いが強くなくて、なおかつ導入費用が3,000円以下なので手軽で使いやすいですよね。
私も多用していますが、缶のエアー。あれだけはどうにも困ったアイテムです。
何せ、付属の缶は190mlしかなくあっという間になくなってしまいますし、別売りの大きめ420mlロング缶は800円前後します。
塗料自体にお金がかかるのに、それを吹き出す空気にもお金がかかる。
1,000円のHGを塗るのに、塗装用品でそれ以上のお金がかかってしまうこともザラでしょう。
買いに行くこと自体も手間ですし、立てて保管しないと水分が出てしまうので場所も取ります。
また、エアー缶は吹いているうちに缶自体が冷えてきて、空気が出なくなっていきますよね。
ガンダムマーカー自体、ただでさえペン先から塗料がなくなったら振ったり押したりしてペン先に塗料を充填する必要があるのですが、エアー缶を使う場合、更にエアーの出具合も気にしないといけないのです……!
ガンダムマーカーエアブラシがもっと便利に使えるようになったらなぁ……!
空気が無限に……使えたらなぁ……!!
買いました
コンプレッサーの話
というわけで今回、ガンダムマーカーエアブラシ用にコンプレッサーを導入しました。
これを買うことで、
・消耗品を買わなくて良い
・稼働時間が無限
・一旦買ってしまえばランニングコストは安い
という風に、これまでガンダムマーカーエアブラシが抱えていた問題が全て解決しました。
何を買えばいいかはインターネット集合知たるTwitterに頼りました。ありがとう沼の先住民たち。
マイチョイス
買ったのはガンダムマーカーエアブラシと同じメーカー、クレオスのL5。
こちらはガンダムマーカーエアブラシを吹くのに推奨されるパワーである0.1Mpaを満たした製品なのできちんと塗料を吹くことができるのと、
口金がガンダムマーカーエアブラシと同じPS(細)というものなので何も考えずねじ込んじゃえば接続できる気軽さが良い。すごいね。
同じクレオス製なので「ガンダムマーカーエアブラシハンドピース」などに付いてるPS(細)→1/8(S)変換用アタッチメントなどは使いません。
ハンドピースじゃなくて缶付きのパッケージだから↑これ買わなきゃいけないと思ってたみんな!!L5に繋ぐ分にはいらないよ!!!
なんならL5にもPS(細)→1/8(S)とその逆が付属してるよ!!!
セットの説明
パッケージは6種類売っておりまして、
①本体だけ
②本体+レギュレータ付き
③本体+レギュレータに圧力計が付いてる
④本体+レギュレータに圧力計が付いてないけどエアブラシが付いてる
⑤本体+レギュレータに圧力計が付いてる上にエアブラシが付いてるのが2種類
というラインナップ。
ガンダムマーカーエアブラシで使いたいなら①②③のどれかでいいわけですが、①か②で迷って②を買いました。
※レギュレータ
2つのエアブラシの管を同時に付けられて、水滴が空気に混ざった時にビンに吸収してくれる奴だ。あとパワーも多少調整できる。具体的には弱くできる。常に最強で吹くので特にこの機能は使わなかった。ガンダムマーカーなら無くても良かったのかもしれないね。
さてこのセットの場合、価格はだいたい420サイズのクレオスエアー缶37〜38本分なので、39本分塗れば元が取れます。
これまでだいたい2年で4本ぐらい使ったので、20年使えばアド。使えれば。
それに、エアー缶は
買うのがまずめんどくさいし、
毎回繋ぐのもめんどくさいし、
使い終わった缶を捨てるのもめんどくさい、
というめんどくささの塊なので、そのめんどくささが全部なくなると考えると、アドバンテージは計り知れません。
繋ぐぜ
書いてある通りにつなぎました。
………
……
…
なんかごちゃごちゃしちゃったので、いきなりレギュレーターを外しました。
ブラシ1個しかない上にフルパワーでしか吹かないのでレギュレーターなくても良かったのかもしれないですね。
将来的に普通のエアブラシに移行したら使うかもしれないし、湿度が高い時期は水を吐くかもしれないので一旦しまっておきましょう。
※このあと水性ホビーカラーを長時間塗るようになったらレギュレーターびちょびちょになるようになったので、要るもののようです。
スペックの話
ここでスペックを見ていきましょう。
●本機の用途 : エアーブラシ塗装用コンプレッサー
●適 応 流 体 : 空気
●定 格 圧 力 : 0.1MPa
●最 高 圧 力 : 0.12MPa
●吐出空気量 : 5.27リットル/min.0.05MPa
●定 格 時 間 : 連続
●作 動 音 : 50dB(無負荷時)
●吐出口サイズ : PS(細)及び1/8(S)用ジョイント付
●定 格 電 圧 : AC100V
●定格消費電力 : 31/29W
●定格周波数 : 50/60Hz
●本 体 寸 法 : 長さ160×幅120×高さ160(mm)
●本 体 重 量 : 2.4kg
特筆すべきは3つ。
使える時間、音、消費電力です。
エアー缶の場合しばらく吹くと缶が冷えてしまい空気が出なくなっていきますが、コンプレッサーは一定のパワーで空気を出し続けられるので命と塗料の続く限り塗装ができます。
なんらかの手段で永遠の命を手にした方であれば、問題は塗料だけになりますね。
そして音。
50dBというのはだいたいエアコンの室外機と同レベルなのでまぁまぁな大きさですが、逆に言うとせいぜいエアコンの室外機レベルなので生活に溶け込んでしまう程度の音ですね。
深夜にやらなければ大丈夫でしょう。
消費電力。3時間回し続けて2円ぐらいなのでほとんど誤差。
ちなみにエア缶だと2円で1mlぐらいしか空気買えないので、ひと吹きで終わってしまうぐらいでしょうか。とんでもないコスト差です。
実際に塗っていこう
スペック上はどうあれ、ちゃんと使えるのかどうかが大切です。
御徒町が多用するガンダムマーカーEXイエローゴールドを吹いてみましょう。
テストに使うのは塗るつもりだったポケモンプラモのルナアーラです。
いかがでしょうか。
風のパワーは体感半分ぐらいなんですが、きちんと塗ることができます。
セオリー通りペン先を押してしっかり塗料を充填させておくことと、ペン先の位置を説明書通りにすれば失敗しづらいですね。
ちなみに専用ペン先ではなく、通常ペン先のまま使用しています。
塗料は無限ではありませんが、空気は無限になったのでかなり気軽に塗装ができるようになりました。
塗料も無限だといいんですけどね。
割と繊細そうなメッキシルバーもご覧の通り。
白っぽいパーツを月光蝶ホロシルバーでホロにするやつも出来ましたので、これまでやれていた塗装は全部出来る感じです。
公式アイテムなので当たり前なのですが、これがちゃんと出来るか、買う前は不安だったのです…!多分この文章を読んでるキミも不安なはずだ…!大丈夫だよ…!大丈夫…!
塗ろうね
以上、L5を買ってガンダムマーカーエアブラシシステムをバージョンアップした回でした。
なんで早く買わなかったんだ。
サヨナラ