水性ホビーカラー30MS版が出ました
2023年9月、クレオスの水性ホビーカラーから待望の30 MINUTES SISTERSカラーが発売しました。
ラッカー塗料で似たような色はありますが、匂いの少ない水性塗料で、かつ30MSに合わせた調色が最初からされているのがポイントです。
「え!?あらゆるプラモをカラーCにしていいって…コト!?」そうです。今、ここにプラモデル塗料は極まりました。
さっそくやっていきましょう。
カラーC!カラーCだ!
というわけで今回一番のお目当てであるカラーC塗料と影用のクリアー、仕上げ用のスムースパールコートを使っていい感じのやつを作っていきましょう。
使うのはこちら。肌面積が最も多い30MSであるオプションボディパーツS03(カラーC)です。
カラーCにカラーC塗って意味があるのかはこれからの人生の混沌の中で見つけていきましょう。結論から言うとあんまり意味なかったんですけど。
ランナーをみていこう
今回塗る対象はこちらのランナー、組み立て時に身体の外側を構成する部分です。
完全に隠れる部分を取り除いて、見えてる部分は全部塗ります。
逆に開く猫の手欲しいわね〜!
はかりを使おう
なにぶんとてもきちょうめんな性格なもので、水性ホビーカラーはきっちり1:1で薄めないとイヤなのです。なので特攻の個体値が高めです。
はかりを使って正確に、使う分だけ正確に希釈しま
アーーーーーーーーーーー
20ml出来ましたね。予定通りです。
ためそう
余ってたランナーで試し吹き。
下地はまぁまぁ隠れますが、濃い色からの塗り替えをするのであれば、クレオス公式が推奨するように水性ホワイトサーフェイサーの利用が必要になるでしょう。
ベースカラーを吹こう
左側にカラーC吹いたのですが、少なくともこの光源下では差がほとんどわかりませんね。
これで色を変えたパーツと、元々この成型色のパーツとで違和感なく調和するということでもあります。
逆に言うと元々カラーCのプラモをもっといいカラーCにする効果はそれほど期待できませんが、白化や合わせ目を見えなくするにはもってこいなのではないでしょうか。
お腹を塗ったところ。
ツヤ感が増してますが、このあとスムースパールコートするので失われる予定です。
ブラウン
次にペールクリアーブラウンです。
作り過ぎたのでちょっと余りました。
左半分:カラーC塗料
左半分の下半分:ペールクリアーブラウン
確かな色の変化が見て取れます。
こちらはシャドウなので、明るいままにしたい部分以外にざっくり塗っていきます。
尻のくぼみ、水着と肌の際になる部分などを適当に暗くしていきましょう。
パール
最後はスムースパールコートです。
自然な輝き。
思ったほどツヤは消さないので、もっとしっとり肌にしたい場合はスムースクリアなどを使いましょう。
無塗装との比較。
全体的にシャドウの分の深みが増していて、血の気の通った肌感が出てきたような気がしますね。
かんせい
うぉ…
ひっ…
日焼けギャルだ〜!!
というわけで意図せず濃い目に塗ってしまったペールクリアーブラウンが日焼けギャルを爆誕させました。
この瞬間、あらゆる美プラが簡単に日焼けギャルにできる可能性を得たということになります。人には過ぎた力ではないか?
この塗装クオリティをオールウェイズ調色なしで出せるのは大変素晴らしいことですね。
もっと濃く塗って、もっとレベルが上の灼けたSun-Tannedの肌を目指してもよいでしょう。
お尻に執拗にシャドウを吹いたので、立体感のある素晴らしいお尻になりました。
すべてのカラーCプラモにはブラウンで影をつけなきゃいけないのかもしれない。そう思いました。
ルルチェに差し替え。
対象年齢3歳が3歳上がりかねないのでこの辺にしておきましょう。
塗ろうね
カラーCと愉快な仲間たちでした。
あらゆるプラモをカラーCにできる力…欲しくはないか?
サヨナラ