- iPhoneでも本気でゲームしたい
- iPhoneでコントローラーを使いたい
- Razer Kishi V2 for iPhoneの特徴
- 内容物
- 本体
- ボタン
- Lightning穴
- 実際に遊ぼう
- やろうね
iPhoneでも本気でゲームしたい
スマートフォンが世に出て、ゲームが出来るようになって随分経ちました。
最近はスマホの通信速度がアップしてきたこともあって、スマホ自体にインストールするタイプのゲームだけではなく、xboxクラウドゲーミングなどのストリーミングタイプのゲームサブスクも活況。
古くはPS3の時代から存在するPSリモートプレイもPS5の登場によって高画質、安定化してきている感がありますね。
しかしながら、スマホである以上どうしてもゲーム機に勝てないのが操作。
コントローラーを前提として作られたゲームは、タッチ操作ではゲームにならないことがほとんどなのです。
というわけで今回はiPhoneで快適にゲームをやるための製品「Razer Kishi V2 for iPhone」の話をします。
やっていきましょう。
iPhoneでコントローラーを使いたい
もしこれを読んでいるあなたがiPhone向けのコントローラーを検討しているとすると、「Fortnite」「Minecraft」「原神」「PS5リモートプレイ」「xboxクラウドゲーミング」あたりを想定してコントローラーを吟味しているんじゃないかと思います。
もちろん、iOS16対応機器ならNintendo SwitchやPS4、PS5、xboxのコントローラーがBluetoothでそのまま使えるのもご存じですよね。
しかしながら、iPhoneにそのようなコントローラーを接続しようとするとiPhoneとコントローラーが別々になってしまうので、最終的に↑のような形になることを避けられない、そのように感じているのではないでしょうか?
コントローラーで両手が塞がっていてはスマホが持てないので結局このようなスマホホルダーが必要になるわけですが、外でこの状態のデバイスを持つのも変だし、家の中ならもはやモニタでやればいいのでは…?
移動中や出先でスマートに取り出せて、手軽にゲームができるコントローラーはないものだろうか…?
Razer Kishi V2 for iPhoneがその解答です。
Razer Kishi V2 for iPhoneの特徴
Razer Kishi V2 for iPhone(以下、Kishi)はiPhoneを挟み込むようにしてゲームコンソール化するアイテムです。
iPhone5の時代に登場した、ロジクールG550パワーシェルの系譜にいるコントローラーですね。
ただし、iPhone6以降使えなくなってしまったiPhone5専用機であるG550と違い、Kishiは伸縮するボディによって複数のiPhoneに対応しています。
内容物
内容物はとてつもなくシンプル。
本体と最低限のアジャスターだけしか入っていません。
シールは好きなところに貼りましょう。
本体
左右にはアジャスターがついているので、薄いiPhoneから分厚めのiPhoneまで対応。
対応機種にiPhone13までしか書いてありませんが、14Proで使えました。
iPhoneとケースの組み合わせによっては干渉してロックがかからないので注意が必要です。
その場合はケースを一時的に外す必要があります。
ボタン
ボタンはカチカチ小気味良いクリック感のあるものを採用しているので、低価格コントローラーにありがちなペショペショな感じはありません。
PS5でいうホームボタンとスライドパッドはないので、そこだけスマホ本体をタッチする必要があります。
※iOS側に特定キーをタッチパッドにするプロファイル設定があるものの、PS5コントローラーを接続した場合しか機能しません。
また、上部にはあまり見慣れないL4ボタン、R4ボタンが付いていますが、専用アプリのRazer Nexusを使用すれば好きなキーを割り当てられます。
ただ、そんなに自由度はないので現時点では何に使ったらいいか思いつかないですね。
なお、iOS側の設定アプリには出てこないボタンなので注意が必要です。
右サイド下段には
・Razer Nexusアプリを起動する専用のボタン
・スタートボタンに相当するボタン
が付いています。
今の所Razer Nexusアプリがそんなに頻繁に使うようなものではないのと、切り替えてからすぐゲームに戻らないとクラウド接続が切れかねないのでなかなか使いづらいボタン配置です。
ここは他の機能に置き換えられるようになっていればよかったのですが、残念ながら現状Razer Nexusアプリを起動する以外の目的には使用できません。
左サイドは上部にシェアボタン相当キー、下段はキャプチャキーです。
デフォルト設定ではスマホ側の動画キャプチャ機能(長押し)とスクショ機能(ダブルクリック)が発動します。
Lightning穴
右下には電源用のLightning穴があり、本製品の装着時にiPhoneをパススルー充電するために使われます。
※オーディオ機器は挿しても反応しません。
本製品のよいところはそのものにバッテリーが入っていない単なる入力機器というところ。
カバンの中に入れていてもiPhoneと勝手に繋がったり電池を消耗したりしないので、とても安心できます。
(Switchのコントローラーはたいてい勝手に起動します)
実際に遊ぼう
xboxクラウドゲーミングでMinecraft dungeons、
PS5リモートプレイではオーディンスフィアレイヴスラシルとウィッチャー3、FF7リメイクを遊んでみました。
どれもそこまでシビアなタイミングの操作を求められないせいもあってか、快適なプレイが可能でした。
誰しも常時持っているスマホとたった126gのコントローラーを持ち歩くだけで大型タイトルを遊べるポータブルゲーム機がそこに爆誕するのは、使ってみてさらにわかる快適さです。
伸縮するブリッジがスマホをしっかりホールドするので、グラつく感じもなくとてもよい質感なのもゲーム機感をアップさせています。
やろうね
Razer Kishi V2 for iPhoneでした。
他の製品より頭一つ高額ですが、その分「持ち運びやすい」「スマホも含めてホールドできる」「コントローラーとしての出来がよい」と性能も頭一つ抜けており、個人的にはiPhoneをゲームコンソール化する最強の一手ではないかという風に思います。
※リモートゲームはめちゃくちゃ通信量を食うので使い放題プランがWi-Fi環境下でやろうね。
サヨナラ