あり任
有機ELのSwitchを買い足したよ
2016年のゴールデンウイークに初代ニンテンドースイッチを買ってからというもの、まあまあな頻度でゲームをやってます御徒町ジャンクションです。
電池がだいぶへたってきたのと、自分の部屋にもドックが欲しかったのと、画面が大きくて綺麗と評判なので有機EL版を買い足すことにしました。
同じこと考えている人はきっと大勢いると思うので、触ってみた感じと設定で手こずったところについて記しておこうと思います。
やってやりましょう。
有機EL(ゆうきいーえる)って何
さて、かつてPlayStationVitaの初期型が採用していた有機ELがニンテンドースイッチにもやってきたわけですが、賢明な御徒町ジャンクション読者の中にもご存じない方がいらっしゃると思うので簡単に解説しておきます。
今までのスイッチに採用されていた「液晶」というのは電気の力で向きを変える性質がある物質で、バックライトからの光をさえぎることで明暗を、
どんな色のフィルターがある場所に光を通すかによって色を表現します。
なので、液晶画面で見る映像は「バックライトの光を液晶やフィルターを通して見たもの」なんですね。
また、黒を表現したい場合液晶を閉じて光をさえぎるわけですが、バックライトからの光が漏れるので真っ黒じゃなく灰色がかった感じになります。
一方で、「有機EL」はそれ自体が光る物質で、液晶でいうところの光をさえぎる構造やフィルターがない分構造がシンプルで、色が鮮やかになります。
また、真っ黒を表現したい場合は光らせなければいいので本当の意味で真っ黒になってくれます。
黒いところはビシっと黒く、明るいところは鮮やかに明るく、というのが有機ELの特徴なわけです。
箱を開けていこう
箱がだいぶ小さくなりました。
内容物は一緒なんですけどね。
ドックは蓋が完全に取れるようになり、ケーブルを取り回す穴が広めになっています。
これは有線LANポートが追加されたことによるものでしょう。
ジョイコンは同じものですが、ロットによって細かくアプデされているみたいなのでうちにあるものとは別物でしょう。
HDMIケーブルは何やら柔らかくなってました。
性能の比較
色合い
初代モデルと比べてみましょう。
肉眼で見るともっと明らかに違うんですが、今までの白は有機ELと比べてしまうとクリーム色です。
どの色も鮮やかさがまるで違っていて、別物でした。
また、画面自体が6.2インチから7インチに大型化しているので迫力が増し、ベゼルが狭くなったことによりタブレットとしては野暮ったかった感じが軽減されています。
スピーカー
音質が格段に上がったので、最初のニンテンドースイッチロゴからして音がよかったです。
電池
初代モデルから比べると駆動時間が延びました。
※これは2019年に発売した2代目モデルから
本体容量
32GBから64GBに倍増しています。
まあ、うちは128GBでもカツカツだったのでいずれ256GB以上を買い足さないといけませんが…。
スタンドがワイドに
一つの角度しか選べず、細くて頼りなかったので後ろに倒れやすかったスタンド。
新型はワイドで頑丈に、かつ無段階に角度が選べるようになっています。
裏面の手触り
何やらサラサラしてていい感じです。
重くなった
初代スイッチは398g、有機ELは420gです。
22gの差ですが、意外とずっしりきます。ずっと持ってたものですからね。
慣れれば忘れられる程度の差ではあります。
新しいスイッチでログインしてみると
2台目以降のスイッチを同時に使う場合、ダウンロードソフトの扱いがちょっとややこしいです。
一回読んだだけだと理解できない複雑さですが、ざっくり説明すると
・引っ越しだと前のデータは消える
・2台目として設定すると、制限がありますよ
といったところ。
詳しくは公式を頑張って読んでほしいのですが、これもさっくり説明すると
・メインの本体(いつもあそぶ本体)を一台設定できて、その本体では全ユーザーが無制限にダウンロードソフトが使えるよ
・いつもあそぶ方じゃない本体はダウンロードソフトの起動に制限があるよ
→メインのユーザーしかダウンロードソフトを起動できなくなるよ
→インターネットに繋がってないとダウンロードソフトが使えないよ
という意味です。
パッケージ版の場合この制限はないんですが、ダウンロードソフトはちょっとややこしくなりますね。
例えばですが、古い方の本体の3人目のユーザーがダウンロードソフトを遊びたい場合
古い方の本体を「いつもあそぶ本体」のままにしておかないといけません。
さもないとこのようになります。
さて、我が家はというと
古い方の本体に入った私のアカウント(ニンテンドーアカウントが紐づいているメインアカウント)では「あつまれどうぶつの森」がバリバリやり込まれていて、しかも私じゃない家族がやっているというややこしい状況でした。
アカウント、セーブデータ、ハッピーホームなんちゃらというダウンロードコンテンツを古い本体にそのまま残す必要があったわけですね。
公式サポートでいうとケースBに該当します。
そのため、古いほうの本体からの削除を伴う「引っ越し」をするとそのあたり不安だったので、新しい本体は単に追加ログインした2台目として扱い、いつもあそぶ本体にはしないことにしました。
セーブデータはニンテンドースイッチオンラインに入っていればインターネット上にバックアップされているので、そこから再ダウンロードすればOK。
と思ったらスパロボ30でエラー
スパロボ30はパッケージ版だったので差し替え、データ更新のあと起動。
しかし、こんな表示がでてセーブデータの読み込みが出来なくなりました。
なぜかと言うと、早期購入特典のサイバスターがダウンロードコンテンツとして入ってたからです。
これは公式ページにも書いてありますが、ニンテンドーeshopから追加コンテンツだけ再ダウンロードしてあげれば大丈夫でした。
【Switch】ダウンロードソフトおよび追加コンテンツの再ダウンロード手順は?
2台とも起動できたので特に問題なさそうです。
というわけでした
それなりに手こずりつつも、元々の共用スイッチでできることは変えずに自分専用機を作ることができました。
白と黒のモノトーンが高級感を醸し出しているので、大変満足です。
できるゲームは一緒なので劇的に何かが変わるというわけではありませんが、重さ以外は全体的にちょっとずつ良いので、通常モデルと悩むならこっちの方がよりリッチなゲーム体験ができそうです。
サヨナラ