終わらせよう
- 再放送が予定されているGGLを改めて語ろう
- 販売スケジュールから読み解く
- 問題①松子のブラストガールガン発売が遅い
- 問題②レディコマンダー後半2名の発売タイミングがよくない
- 問題③アマツ発売が最終話後
- 問題④起死回生となるはずだったメイドセット
- 問題⑤価格
- 問題⑥トリガーの出来の悪さ
- 問題⑦プラモードの販促の仕方
- まとめると
再放送が予定されているGGLを改めて語ろう
BS11にて、2021年7月30日(金)から再放送が開始されるガールガンレディ。
毎週金曜 よる7:00~というゴールデンタイムでの放送ということで、プラモの売り上げ増にも多少の期待がかかります。
しかしながら、これまでの放送において(ドラマの出来は別として)プラモが売れたかといえばそれはNoだと考えています。
だって売り場に同じ在庫がずーっとあるんだもん。
ガールガンレディのプラモはなぜ売れ残り、売れないまま棚の守護神と化してしまったのか?
一つ一つ考察していきたいと思います。
ネタバレ全開なのでこれから観る方は読まないように。
販売スケジュールから読み解く
ガールガンレディは全10話、
プラモ目線での盛り上がりのポイントを各話ごとにまとめてみましょう。
放映スケジュール
・第1話(4/7)
アリスとアタックガールガンを組み立てる
・第3話(4/21)
松子がブラストガールガンで無双
・第5話(5/5)
プラモード披露
・第7話(5/19)
チェンジガールガン登場
・第9話(6/2)
レディアマツ登場
レディコマンダー3名が敵に回る(マイナス)
・最終話(6/9)
フルアームド
以上がプラモ販促的な意味での盛り上がりポイントです。
第9話だけ特殊で、レディコマンダー3名が敵として死ぬ回なのでマイナスの影響があったと考えていいでしょう。
では、発売日はどうだったのか。
差し込んでいきます。
放映スケジュール+発売日
・第1話(4/7)
アリスとアタックガールガンを組み立てる
→アタックガールガンとレディコマンダーアリスセット(4/10)
・第3話(4/21)
松子がブラストガールガン(赤)で無双
・第5話(5/5)
プラモード披露
→ブラストガールガン(青)、レディコマンダービアンカ(5/12)
・第7話(5/19)
チェンジガールガン登場
・第9話(6/2)
レディアマツ登場
レディコマンダー3名が敵に回る(マイナス)
→ブラストガールガン(赤)、チェンジガールガン、レディコマンダーシャーロット、レディコマンダーデイジー(6/5)
・最終話(6/9)
フルアームド
→レディコマンダーアマツ(7/10)
→30MS互換メイド服(10月)
おわかりいただけたでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
問題①松子のブラストガールガン発売が遅い
かなり深刻な問題です。
松子の強さ、とりわけブラストガールガン所持後の強さは別格であり、十分な販促と言えるものでした。
さて、4/21に登場し大活躍したブラストガールガン(ブラボータンゴ)、発売日はいつでしょうか。
6/5です!!!
同じ週に出せなかったのかと。
もっと言うと、ブラボーの方が先に作中に出たにも関わらず、アルファ版のブラストガールガンは5月に出てます。
松子がどれだけ販促しても、発売してないのでは空振りです。
劇中に登場するアイテムそのものが手に入るというコンセプトだからこそ、発売のタイミングには気を遣うべきだったのではないでしょうか。
6/5って残り最終話しかないタイミングでしたからね。
問題②レディコマンダー後半2名の発売タイミングがよくない
シャーロットとデイジーの発売日は6/5でした。
その直前6/2の放映回で彼女らは破壊されてるんですね。
しかも、ラスボスの傀儡となってチームメンバーを始末するという役回りでした。
物語上これだけ落としたキャラを3日後に発売されたところで困るよ。
パーツ取りとかじゃなくて、シャーロットとデイジーとして好きで買う?
9話までの彼女らをちゃんと好きでいられた?
問題③アマツ発売が最終話後
レディアマツの発売日もかなりチャレンジしてます。
なんと言っても、最終話から1ヶ月後なのです。
リアタイしてた方々はそろそろ別のもの観てます。
生産数かなり弱気だったみたいなので、他のキャラほどは残ってる感少ないですけどね。
問題④起死回生となるはずだったメイドセット
30MSとの互換性をうたうことで、キャラクターとしてはともかく30MSのパーツとして売れていく道もあるいはあったかもしれません。
しかし、30MSは8月に発売しますが、このメイド服は10月発売です。
んもう…全部遅い!
小売、そんなに長く在庫持ち続けられないと思うよ。
※2021/10/23追記 発売したのでレビューしました。
問題⑤価格
さて、スケジュール目線での問題点は洗い出したと思うのでここからは別の観点から見ていきます。
ガールガンレディの問題点の一つとして「なんか定価がうっすら高い」ことが挙げられます。
レディコマンダーシリーズはまだガールプラモのなかでは安価な部類ですが、フィギュアライズスタンダードとして見ると平均より高めです。
高額筆頭、ブラストガールガンの定価は実に6,380円。
MGウイングゼロEW Ver.Kaより高いのです。
マジで?
問題⑥トリガーの出来の悪さ
先日アタックガールガンを組んだ際にレビューしましたが、トリガーから音が出る機構がはっきり言ってお粗末です。
okachimachi-junktion.hateblo.jp
説明書通り組むとそもそも音が鳴らないので削りこんでやっとうっすら音が鳴るようになった、というような具合。個体差かもしれませんが、そもそも個体差が出ていいんでしたっけ。
もっと強力なバネを使ってガツンと衝撃がくるような出来だったなら、トイガンとしてもう少しよいものだったかもしれません。
問題⑦プラモードの販促の仕方
銃とレディコマンダーが合体するプラモードが5話になってやっと出てきた上に、最終的にアリスしかやらないという事態になりました。
※アマツも話の流れ上やってますが、銃に合体していません。
ビアンカとシャーロットとデイジーが銃に乗って戦っていたなら。
レディコマンダーによって弾の属性が違ってて、例えばデイジーならすごい飛距離になるとか、シャーロットならルナトリガーになれるとか…。
尺足りなかったのかな?
まとめると
出すものの品質とコストとタイミングが全部少しずつ噛み合ってなかった。
バンダイらしくないスケジュール感でしたね。
仮面ライダーなんかだと新アイテム登場回の前日には発売させてるから、ニチアサ見た後にすぐ買いにいけたりしてスケジュール感バッチリなのに。
BS11の再放送で化けることを祈念しつつ、この記事を終わります。
サヨナラ