エアブラシと住まう
プラモの塗装といえばエアブラシなのですが
エアブラシ、憧れですよね。
しかしながら、エアブラシはそれ自体の値段に加えて、換気用のブースもいるし、コンプレッサーもいるし、塗料代もいるし、使った後洗浄しないとだし…
と、本気で使おうとするとハードルが高い品物です。
そこまではまだ出来ないな…というライトプラモデラーの夢を叶える存在、それがガンダムマーカーエアブラシシステムです。
ほんとうにござるかぁ?ほんとうに?
さて、本当に夢が叶うのかチェックしてまいります。
http://www.mr-hobby.com/itemDetail.php?iId=2564
買ってきたよ
一昨日アースリィ(1298円)買うついで(2940円)に買ってきました。ついで…?
セット内容はこちら。
マニュアル、専用の芯、管、ハンドピース、缶につけるやつ、エアー缶です。
缶は消耗品とはいえ、最初に必要なのは3000円前後なのでお財布にも優しめ。
(※ガンダムマーカーは家にたくさんあるか、実家から送られてくるものとします。)
エアブラシだと桁ひとつ足しても一通り揃わないですからね。恐ろしい。
ジョイントはPSという規格です。
この缶セットの場合、缶に繋ぐ場合は付属のコードを使えばいいけど、コンプレッサーに繋ぎたい場合は別途規格を合わせる変換パーツが必要だと思うよ。
詳しくは知らん!ググれ!!別途缶の付いてないハンドピースだけのやつがあるらしいけど知らんぞ!!
黒を吹いてみよう
まずは青成形色に黒を吹いてみました。
ガッツリ隠蔽できてていい感じですね。
結構ムラになっておりますのは、
①どこが塗れるエリアかきちんと把握できてなかった(吹き出し口からやや下に出るぞ!)
②出方にムラというかクセがあるので、出過ぎた
この辺が原因かなと。
安定してインクが出ている状態を維持するのがムラなく吹くコツっぽいので、3吹きぐらいしたらマーカーを抜いて、芯を押してやると良し。
なお、塗膜は結構弱いので、乾いてても上からマステ貼ると剥がれました。
パーツ洗浄と乾燥が足りなかったかもしれないので、ガンダムマーカーのせいとは限りませんが…。
ルミナスメタグリーンを吹いてみる
今度は若干お高いEXルミナスメタグリーンを白に吹いてみます。
だんだん慣れてきたので、安定した塗膜が得られました。
勝利の鍵はしょっちゅう振ることです。
ホワイトはどうだろうね?
青を隠蔽してみました。
白は下地が透けやすいですが、しっかり隠れてます。
しかもこれ1回しか吹いてないんですよね。すごい。
撮影用の光源下だと実は透けてるって場合もあるので、しっかり目に塗っておくとよいでしょう。
専用の芯使った方が綺麗なんじゃないの?
専用の替え芯使った方が細くて安定した線が出るよ!って書いてあるんですが、専用の芯使わなくてもまあまあ安定した線が出てくれてるのでいいかなって。
あと普通のペンとしても使いたいし…。
右が専用芯。効果範囲が楕円でなく綺麗な丸になる。
ここは慣れかなあ…。
結論:いいものですが
エアブラシ塗装を3000円前後から始められて、
換気はそこそこでいいし、
掃除しなくていいし、
音がうるさくないのでとても楽です。
ガンダムマーカーしか吹けないので塗膜が弱めでて上からトップコートも吹けない(※専用のガンダムマーカートップコートを除く)こと、
ガンダムマーカーで発売してる色しか使えないこと、
エアー缶代はかかるよってところが注意点ですね。
普段ガンダムマーカーだけで部分塗装している方が、ちょっと広い面積の塗装もやってみようかな程度であれば十分実用的なのではと思いました。
MG以上の大きいプラモをこれで全塗装しようとするのは、振る回数もエアー消費も大変だと思うんでおすすめしづらいです。
デメリットを理解した上で試してみるのはなかなか面白いんじゃないでしょうか。
サヨナラ